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レッスン 2017.11.09

こんなの見つけました^ ^



『今回は、「すぐにできる子・呑み込みが早い子の落とし穴」についてお話しします。

この場合の「すぐにできる子」とは、譜読みに苦労しない子のこと。
新しい曲でも初見、もしくは数回弾くだけで弾けてしまう子のことです。

私の経験では、10人に1人くらい、このように呑み込みの早い生徒さんがいます。
おそらく、譜読みに必要な空間認識能力が高く、しかもその能力と、運動をつかさどる脳との連携がもともと良いお子さんなのだと思います。

弾きたい曲がすぐに弾けることはよいことです。
私自身は、超呑み込みが悪い生徒だったので、うらやましい限りです。
曲もどんどん進んで、親御さんもさぞ、将来が楽しみなことでしょう。

ですが、そういったお子さんも、「ピアノやめようかな」という状況になるケースがあります。
下記の2点の傾向が見られた場合、ご注意ください。


1・音楽を味わっていない……音楽の醍醐味は、「曲を味わう」そして「それを表現する」ことですが、すぐに弾ける子は、曲を深めることを、嫌がる傾向にあります。「弾けたらさっさと次に行きたい」というわけです。音楽の楽しみをうわべだけしか味わっていないと、高学年になると弾くことに飽きてしまい、「やめようかな」につながるケースも。


2・レベルが上がると急に譜読みに苦労するようになる……簡単な曲のうちはすぐに譜が読めても、レベルが上がってくると読めなくなってくる場合もあります。今まで練習して乗り越えるということをしてこなかった場合、そこで挫折する可能性も。


「すぐに弾ける子」全員が、かならずしもケース1や2のようになるとは限りませんが、ご家庭では前兆を見逃さないように、見守りが必要となります。

もし、お子さんがわりと直ぐに弾けてしまうタイプで、「家ではちょこちょこ曲をさわるだけで気が入っていない」という傾向がみられたら、指導者に相談してみてください。

その場合、指導者は下記のことに注意すると良いと思います。


1・宿題の難易度をあげる

すぐに弾けてしまう子は、教本の順序通り全曲与える必要はありません。簡単な曲ばかり続くと飽きてしまう場合があるからです。

「その子が初見では弾けないレベル」(もっと能力の高い子なら、かなり苦労しないと弾けないレベル)を与えるように、常に難易度を調整していくと有効です。

また、同じ曲を深堀りさせたり、長期間だらだら続けさせたりすると、場合によってはピアノ嫌いになってしまう可能性がありますので、ジャンルもワンパターンにならないよう、常に目新しい曲、新しい作曲家の曲、その子の好きな曲などをどんどん取り入れて、飽きさせないようにしていくとよいでしょう。

レッスンでは、全曲を深掘りさせるのではなく、すぐに終わらせる曲と、深堀りさせる曲を混ぜ合わせてメリハリをつけるとよいようです。


2・高い目標を設定する

能力もあり負けず嫌いな生徒には、かなり高い目標を与えたり、良い演奏、すごい演奏を聴かせたりすることで目覚める場合が多いようです。

その子が取り組んでいる課題の先の曲を、指導者が素敵に弾いて見せるとか
ピアノストの演奏を生で聴く機会を作るとか
その子と同年代、あるいは先輩にあたる生徒の素晴らしい演奏を聴かせるとか

また、小さいうちはガンガン進めるだけ進ませて、感性が豊かになる思春期に入ったら、「これがどうしても弾きたい」という大曲を数曲設定させ、取り組ませる方法も有効です。


3・「憧れの曲」を作る

前項ともつながりますが、「目が覚めるようなショック」を与えて、「この曲が絶対弾けるようになりたい」という目標の曲、憧れの曲を複数設定すると有効です。今弾いている曲よりも、かなりレベルが上でもかまいません。それを書き出して貼っておく、楽譜に書いておくなど、目に見えるようにするとさらにいいですね。

ぜひお試しください。』


私も勉強になります!
講師歴は長いですが、やっぱり日々勉強です^ ^

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